四十肩 自宅でのリハビリ 1

今週は2月にしては暖かい日が続きました。
このまま春が来れば良いのですけど・・・という患者さんたち。
明日から又朝はマイナス気温のようです。

治療院の予約状況ですが、新規の方には3週間ほどお待ち頂いています。
キャンセル待ちの方も5人ほどいらっしゃいますので、急患の方への
対応も難しい状況になっています。

ご理解のほど宜しくお願い致します。

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数年前に日本に帰られたTさんからメールを頂きました。
最近四十肩でお悩みとか。

Tさん、すいませんでしたねー、先週は忙しすぎて写真が撮れませんでした。
今週はなんとか約束が果せて嬉しいです。

今回のテーマは四十肩の自宅治療。
セルフリハビリテーションです。

もちろん本来なら来て頂いて、触診、診断、治療と進むところです。
実際に診てもいないのにアドバイスするのは心苦しいですが、
少しでも楽になればと考えて今回は書きました。

日本のWebサイトも見ましたが、残念ながらこれっというものがありません。
医者の所でレントゲンその他の診断を受けることは大事なことです。

でも治せるかどうかは・・・また別。
正しいアドバイスが出来る医者も少ないのが現状のようです。

医者の診断後、良い治療師さんを探して治療を受けることをお勧めします。
日本には探せば近くに絶対良い方がおられるはずです。

僕が患者なら、治療前に症状の説明を求めます。なぜこうなったのでしょうか?
どういう治療を考えていますか?と。
納得のいく説明をしてくれるところが見つかれば良いですね。

やる前にリハビリの基本として理解していただくことがあります。

1)痛みに堪えて頑張らないこと。

痛い場合は、
「やり方が間違っている」か「負荷が多すぎる」のどちらかです。

2)リハビリの基本理念として、

「(動かして)痛い方の反対側に動かす」ということです。


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Tさん、まず間違い無く、真横に腕が挙がらないはず。
理論的なことは前に「四十肩」に書いています。

Tさんの年齢、生活習慣で肩の腱が切れていることは無いと思いますが。
(医者の診断が必要と書いた理由はこういうところにあるんです)
故にインターネットのアドバイスには限界があるわけですよ。

さて上記に書いたように反対に動かすのが基本ですから、真横に
挙がらないなら・・・腕を下げる動作が反対の動きになります。

具体的に言うと、腕を体に近づける動作がそれに当たります。

ゴムのバンドが必要なのでご用意下さい。
日本では英語読みで、セーラーバンドで売られているはずです。

どこか下のほうに結び付けます。
ドイツで生活されている方はハイツングの目盛りを調整するノブが良いと思います。

基本姿勢です。


s-DSC03168.jpg


これをここまで引きます。


s-DSC03171.jpg


筋肉トレーニングなのですが、表層の筋肉を鍛える為ではないので、
軽く腕が引っ張られる感じでこれを何度も繰り返します。

翌日に筋肉痛や首の周りの緊張が起こるようなら、少し負荷が強すぎます。
本当に軽く引かれている感じで十分です。

患者さんの肩は平行に保ちます。
鏡、又は第三者にチェックしてもらって下さい。

この赤のゴムバンドは柔らかいので二重にしていますが、硬いのを使う場合は
一重でも良いです。
繰り返しますが、軽く肩が引っ張られる感じがベストです。

もう一つ大事なのは、引いている手を太股まで持ってこない事。
拳(こぶし)三つくらい空けたあたりまで引けば十分です。

これを毎日最低15分。
分割OK。
TVを見ながらでも、音楽を聴きながらでもOKです。

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腕を前方に挙げるのが痛い人。

前に挙げるのが痛いわけですから、リハビリは後ろに動かすことになります。
どちらも痛い人は、二つの運動が必要になります。

ゴムを結ぶ場所は同じ。
両手でやってみましょう。

基本姿勢はこうです。


s-DSC03172.jpg


手にグリグリっとバンドを固定します。
そして胸を張り、肘を伸ばし、両手を後ろに引きます。
フィニッシュはこの形。


s-DSC03173.jpg


ポイントは、胸を張ること、肘を伸ばすこと、肩を落とすこと。
肩を落とすとは、肩と耳の間の距離をマックスに取ること。
足をそろえていますが、少し前後に開いていても良いです。

ゴムを引き始めるときは、小指側がお互いに向き合います。
つまり手のひらが上を向いた状態。
フィニッシュの時は、小指が両腕とも外を向きます。


s-DSC03174.jpg


この「ねじり」と指全部をフィニッシュでそらせる事が大事です。

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両腕一緒にやりましたが、片方だけやる場合はこれが良いでしょう。

ゴムを肩にかけ、

s-DSC03176.jpg


ループ側に手のひらをかけます。


s-DSC03175.jpg


フィニッシュは両腕と同じように肘を完全に伸ばします。


この2回目のリハビリは、一回に20回位やれる強さにゴムの張りをセットします。
(前のは15分続けられる強さだからかなり弱めですね)

一日最低5セットを目標に。
筋肉痛を起こさない強さで行って下さい。

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二つ目のリハビリは、指や手首、そして肘の痛い人にも必要な筋トレです。
筋肉で言うと、上腕三頭筋。
力こぶを作る筋肉の裏側、腕を伸ばす筋肉です。

テニスエルボーにはストレッチと共に不可欠なトレーニング。
サーブを強化したい人にもお勧めです。


(続きは次回に)


今回、Yさんにモデルになって頂きました。
ご協力ありがとうございました。

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-おまけ-

人気のうさまろ

コーンフレークの缶です。娘には内緒。

s-DSC01985.jpg


にんじんの葉っぱでキッチンの下から誘き出そうとしているの図。

s-DSC02002.jpg

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プロフィール

shiatsukenkodo

Author:shiatsukenkodo
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・石川 正使 丑年生まれ

・在独29年(治療師歴29年)

・独日の治療国家資格を持つ、世界で一番患者さんに恵まれている治療師

・指圧師
 独・医療マッサージ師
 独・理学療法士
 独・リンパドレナージュ
   治療師
 独・スポーツ理学療法士

・ドイツスキーナショナルチームの専属治療師として世界中を転戦

・ドイツチームでオリンピックに参加した唯一の日本人

・渡独前の夢はすべて実現させました

・お陰様で自分の腕一本で海外生活させていただいています

・この仕事が大好き

・今が一番楽しいです

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・仕事で一番大事な指の怪我が心配で、高校1年生からのめり込んだラグビーを、40歳で引退

・ラグビーを辞めても、好きなスポーツの順番は変わらず、ラグビー、自転車、スキーの順

・健康維持とストレス発散の為、一年中、毎日往復20kmの自転車通勤で、体力抜群のドイツ人相手にバトルを繰り返す毎日を送っている、下りが苦手な元登録レーサー

・生涯のモットーは、

 「人生は強気で行く」
 
 「本物を目指す」

・ ライフワークは

 「治療の探求」

 「ドイツ語の上達」

----------------------

・どう見られるかより「どう在りたいか」を常に自分に問いたい

・生きていく為の仕事ではなく、仕事の為に生きていく人生

・21歳で天職と決めたこの仕事で「知命」を迎え、全ての夢を叶え、生計を立てられる幸せを沸々と感じる昨今

・「職人」「求道心」「前進」

・ブレない生き方

・「初心」「基本」「患者さんを思う心」の難しさ、大切さが最近やっと判りかけてきました

・25年以上もかかってやっと、「治療の基礎」が確立してきたかなぁー、と思う今日この頃

・それに比例して日々増していく「治療は難しい」という思い

・治療を追求すればするほど天井の低い「先細りの筒の中」を進んで行く感じがします

・治療でも人生でも最後の勝負を決するのは、「気」ではないかと考えています

・全ての夢を叶えさせてくれたドイツに感謝

・90歳まで現役治療師として、患者さんに喜んで頂き、社会に貢献する事を、毎朝深く祈念しています

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