ニュールンベルグ 2014


オステオパシー講習会、5年目。

6月に落ちた「協会認定試験」の再試験。

自信満々で乗り込んだニュールンベルグ。

しかし不合格。

うーん、情けないやら恥ずかしいやら。
掴んだ砂が指の間からこぼれ落ちていった感じ、、。

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金曜日の朝。治療中に電話がきた。

「財布を拾ったんだが、、」

とドイツ人男性のMさん。
(あれ落としたっけ?)

拾った財布に僕の電話番号が入ったカードが
あったそう。

〇〇〇 〇〇〇〇(名前)という人の財布の
ようだ、、。

「はいはい。Tさんは僕の患者さんです」

財布は自分が預かっているからその人に連絡してくれ、とMさん。

Tさんのは「ボッテガ・ヴェネタ」だったなと思い浮かべる。


sDSC05817.jpg


治療中の患者さんに訳を話してTさんに連絡。
(無いので、家に忘れてきたかと思ってました、、とのこと)

土曜日に治療に来られたTさん、職場から10分位のところ
だったのでその日の午後に取りに行ったとのこと。

しかし、、。

「ボッテガ・ヴェネタ」が約7万円(Tさん談)、
入っていた現金が500ユーロ(!)、他にもカードや免許証、、。

全部無事に戻ってきたそうです(凄!)。

僕もノイスの講習会に行く時、ICEの中で全財産
入った財布を落としたことがあるが、
そのまま戻ってきたし。

古き良きドイツ人。恐るべしです。

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5年間、毎月5時前に起きて2泊3日で通った、
オステオパシー講習会。

この9月に病理の口頭再試験に合格、卒業。

一番自信があったのに6月に落ちた「協会認定試験」。

今回がその再試験。

ニュールンベルグはここからICEで2時間。

余裕を持って前日から入りました。

ヴァイナハツマルクト(クリスマス・マーケット)で有名な街。

僕には「ニュールンベルグ裁判」の方かな。

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何回も書くけど自信満々で望んだ試験。

試験官が4人。その前で患者さん(学校の下級生)を
診断、治療する試験。

患者さんは40歳の感じの良い女性。

4人の前で問診開始(10分)。

バレーボールをずーっとやっていて、仕事中に右膝が痛むという症状。

おまけに盲腸(虫垂炎)の手術はしてるし、
昔自転車で転んで右の側頭骨を骨折してるし、、。

「よしよし、、」

触診したら、案の定、右の骨盤(腸骨)も開いているし、
太腿と膝の裏側にも筋膜の収縮が、、。

もう典型的(盲腸→右膝)なパターン。

「もらったぁ〜!」と心のなかでガッポーズ!!

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オステオパシーは痛みがある所だけを診るのではなく、
体全体を診てその原因を探すのが大きなテーマ。

お腹の手術後の傷(虫垂炎、帝王切開 など)
も他の臓器、運動期間にも影響を及ぼします。

故に肩や足の問題でも「内臓」や「頭蓋骨」を必ずチェック。

「試験官は何を見たいのか?」

前回の失敗から考えていました。

で、一番見たいのは「内臓」の「横隔膜」の治療ではないか?
とこの数ヶ月考えていました。

この罠にハマってしまった、、。

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あの日、診察から治療までの約30分。

僕はプロの治療師では無かった。

「如何に治療テクニックを見せるか」

僕の気持ちは患者さんにではなく、試験官達に
いってしまっていた、、。

そして本来の愁訴である「右膝」の診断が2つほど
抜けてしまった、、。

そこを試験官に指摘され、万事休す。

厳しい、。

「策に走ってしまった」自分が情けなく恥ずかしい。

こんな簡単、得意な分野で失敗かよぉ。

なぜ王道を行かない?

油断だな。前回と同じです。

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来る時はタクシーだったけど帰りは歩き。

ホテルまで20分くらいだろ(しかし迷って40分)。

ちょうど1時過ぎのお昼時。

どどっとお腹が空いたよ、、。

昨日チェックしておいた鉄板焼きのお店に行こう!


sDSC_1820.jpg


たしかこの通りだったが。
(きれいな旧市街です)


sDSC_1821.jpg


ここだぁ。鉄板焼きの日本食レストラン「ISHIHARA」さん。

もうガッツリと「ステーキランチ」。

ヴァイツェンビール2杯に赤ワイン。

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悶々とした頭を冷やすために少し歩こう。

ドイツの冬はすぐ暗くなる。照明も少ない。

あれ?どこ歩いてんだ??(笑)

アイフォン持ってるくせにまた迷った。
(初物に弱い男)

頭冷やすつもりが全身冷えたよ〜(笑)。

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今回は三泊のプチ休暇。

初めてのニュールンベルグ。

ドイツで一番との噂の「ヴァイナハツマルクト」
は観たかった、、。

でも特に好きなわけでもないけど。
(人混みが嫌いなのだ)。

「グリューワイン」(ホット赤ワイン)
も好きじゃないし。

純粋な休暇をと。

ホテルで本を読みながらゴロゴロ出来れば十分。

でも旧市街の雰囲気はとても良い。

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立派な城壁が残っていて、駅からマルクトが立つ
中央広場までの道が良いです。


s054.jpg


旧市街をペグニッツ川が流れていて、そこを渡るフライシュ橋が素敵。


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右側の建物は「スタバ」です。


s042.jpg


橋の上からマルクトの方角。


s723.jpg


s750.jpg


マルクトの前の「フラウエン教会」より、手前の
「聖ローレンツ教会」の方が中は綺麗かな。


s5949.jpg


思ってたよりマーケット小さかったなぁ。


「フラウエン教会」の鐘の音(動画)

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広場の北側に歩いてみる。


s859.jpg


立派だ建物だなねぇ。左側を車が走るみたい。

城壁の北側に「ニュールンベルグ城」。

けっこうきつい登り。

中はバリバリ中世。


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街並みも。この屋根の色がドイツの中世だね。


s4234.jpg


帰り道。下り坂の急なこと。スキー場並です。


s803.jpg


最後の晩はインド料理!

タンドリーチキンにカレーとナン。

ここではちゃんと王道を行った(笑)。


s597.jpg


初めて飲んだインドビール。
さらっとしてて口直しにいいです。

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6月かな。次の試験は。

(大学受験で)浪人したことはないが、こんな感じなのかなぁ?

(専門学校に入るとき、お金を貯める為に浪人したけど)

モティベーション?

大丈夫です。

諦めないことには自信がありますから。

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No title

お疲れ様です~、財布の話よかったです。ドイツスゴイですね!
試験は残念でしたが、一歩合格に近付いたということで(^^)v

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Re: No title

コメントありがとうございます。
財布ネタで十分ブログ一本作れましたね、、。
はい、一歩本物の治療師に近づけそうです。

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プロフィール

shiatsukenkodo

Author:shiatsukenkodo
--------------------------------------------
・石川 正使 丑年生まれ

・在独29年(治療師歴29年)

・独日の治療国家資格を持つ、世界で一番患者さんに恵まれている治療師

・指圧師
 独・医療マッサージ師
 独・理学療法士
 独・リンパドレナージュ
   治療師
 独・スポーツ理学療法士

・ドイツスキーナショナルチームの専属治療師として世界中を転戦

・ドイツチームでオリンピックに参加した唯一の日本人

・渡独前の夢はすべて実現させました

・お陰様で自分の腕一本で海外生活させていただいています

・この仕事が大好き

・今が一番楽しいです

----------------------

・仕事で一番大事な指の怪我が心配で、高校1年生からのめり込んだラグビーを、40歳で引退

・ラグビーを辞めても、好きなスポーツの順番は変わらず、ラグビー、自転車、スキーの順

・健康維持とストレス発散の為、一年中、毎日往復20kmの自転車通勤で、体力抜群のドイツ人相手にバトルを繰り返す毎日を送っている、下りが苦手な元登録レーサー

・生涯のモットーは、

 「人生は強気で行く」
 
 「本物を目指す」

・ ライフワークは

 「治療の探求」

 「ドイツ語の上達」

----------------------

・どう見られるかより「どう在りたいか」を常に自分に問いたい

・生きていく為の仕事ではなく、仕事の為に生きていく人生

・21歳で天職と決めたこの仕事で「知命」を迎え、全ての夢を叶え、生計を立てられる幸せを沸々と感じる昨今

・「職人」「求道心」「前進」

・ブレない生き方

・「初心」「基本」「患者さんを思う心」の難しさ、大切さが最近やっと判りかけてきました

・25年以上もかかってやっと、「治療の基礎」が確立してきたかなぁー、と思う今日この頃

・それに比例して日々増していく「治療は難しい」という思い

・治療を追求すればするほど天井の低い「先細りの筒の中」を進んで行く感じがします

・治療でも人生でも最後の勝負を決するのは、「気」ではないかと考えています

・全ての夢を叶えさせてくれたドイツに感謝

・90歳まで現役治療師として、患者さんに喜んで頂き、社会に貢献する事を、毎朝深く祈念しています

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