ブルベ200km 完走 完

今回のブルベ参加にあたり不安だったのが左ひざの痛み。

電車通勤などまっぴら御免。雨でも風でも雪でも毎日自転車通勤です。
しかし去年の暮れから左ひざに痛みが走るようになっていました。


原因はやっぱりダンスかぁ?
エグザイルのダンスの練習をしたから?(ウソ)

僕の診断では、膝を曲げる筋肉と伸ばす筋肉のバランスが崩れていたからでした。
スポーツ用自転車(ママチャリと別けます)は、靴とペダルが「カチッ」っと一緒になる
構造になっています。

故にペダルを踏むだけでなく、反対足で同時に引き上げられます。
簡単に言うと、太ももの前と後ろの筋肉バランスが悪くなっていました。

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今回、完走出来るかどうかは、この膝にかかっていましたから。

痛い?じゃあ、自分で治すかぁ、って。
一応この道のプロなもんで。はい。
スキーやラグビーでの怪我も自分で治してきました。

こういうとき、自分自身に言い聞かせる言葉があります。
「いつか、同じ症状の患者さんが来るぞー!」

夕食後に砂袋を足に巻いて、リハビリの毎日。
少しずつ良くなっていき、3月半ば位には痛みを忘れるくらいになっていました。
先週の3時間走も無痛で走れ、まあ大丈夫だろうと。

ブルベ本番も無痛で走りきれました。
参加者としても治療師としても、満足しています。

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第3CPに到着したとき10人くらいが休んでいました。
休憩後、これからは平坦だから、皆でトレイン(一列で)で行こうぜ、と誰かが提案。

皆が一斉に出て行きます。でも「神様ウヴェ様」は、
「こいつらちょっと俺のペースより速いんだよな」と皆を見送ります。

皆に遅れて他の2人も合わせ4人でスタート。
これからもう坂は無いんだ・・・ラッキー・・・、と僕。
しかしこれが嘘だという事がすぐに判明。おいおい。

10パーセントの坂は無かったものの、アップダウンは続きます。
しかしそれもラスト30kmを切るとやっと平坦な道に。
トレインでスピードをキープします。

18時15分前で、残り17kmと判明。
10時間切りは無理と判断。

「神様ウヴェ様」の提案でバス停の小屋で最後の休憩。
でも僕は食料も水も無くなってました(寂)
危なかったです。

ゴールはヘッスィッシュ・オルデンドルフという町の歩行者天国の中のカフェ。
カフェがゴールとは主催者側の粋な計らいですね。

到着したときは10人くらいがビールを飲みながら歓談しているところでした。

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我々も乾杯に混ぜてもらいます。

写真に良く写っているこの赤黒のウェア。

DSC01098.jpg

2007年のパリ・ブレスト・パリ1200km(以下PBP)のドイツチームウェア。
一括で注文、購入したらしい。
デザインも悪くないと思う。

つまり着ているメンバーはすべてPBP参加者。
興味深い話が沢山聞けました。
中にはアクシデントで規定の90時間をオーバーしてしまい、認定されない人もいました。

僕も2011年はドイツチームのウェアを着て参加したいです。

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その後は何故か僕の話題に。
なんたって今回のエイリアンですからねー。

まず僕の自転車が褒められました(笑)
それからは、もう質問の嵐。

仕事は何してる?歳は?家族はいるのか?奥さんはドイツ人か?なんでドイツにいる?・・・等々。
どこでもよく聞かれる質問です(笑)

「でもお前、(自転車は)素人じゃないよな?」の質問に、
昔(30年近く前)に乗っていた事と、2年前からまた乗り始めた事を話します。

「2年前から?うーん・・・・・・」「・・・・・」「・・・・・」
この皆の沈黙が仲間に入れてもらった証だと、僕は理解しました。

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今回のブルベは天候に恵まれ、気温も20度オーバー。

走行中は写真を撮れなかったのが残念ですが、本当に素晴らしい新緑の中を走りました。
桜も素晴らしかった。

水も綺麗なのでしょう。鱒の養殖場もありました。
ドイツの広葉樹。贅沢な景色でした。

それと特筆したいのは、ドイツ語のきれいな事。
各地に、方言、訛りがあるのは、日本もドイツも違いはありません。

標準ドイツ語(ホーホ・ドイチェ)は、ハノーファーの人達が話すドイツ語、とは聞いていました。
まさに今回の開催地が、ハノーファーの近くでした。

参加者の皆、ガソリンスタンドのおばさん、カフェのお姉さん・・・、皆がきれいなドイツ語を
はなしてました。

とても聞き取りやすかったです(安心)

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「又どこかで会えるな!」「パリで会おうぜ!」
と再開を約束して皆と別れました。

次の300kmもここで走りたいなぁ。(日程的に厳しい・・・)
今年駄目でも来年があるかぁ。

もう一度、皆に会うために、一緒に走るために、ここに来たいと思いました。
1週間経った今も、その思いに変わりはありません。

DSC01099.jpg

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今回ブルベの世界に初めて足を踏み入れました。

今まで、勝つ事がすべての競技をしてきた自分にとって、
「倒す相手が不在」「すべてが自己責任」というこの世界はとても新鮮です。

思うのは、本人が意識しているかどうか別にして、
「日常の生き様(生き方)がすべて、非日常の世界である遊びの場(ブルベ)に出る」、という事。

となれば、逆もまた真理であるはず。

これからも真剣に遊ぶ男であり続けたい、と思います。

- 完 -

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comment

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感動しました。

感動いたしました。
知らない道を走るのは大変ですね。それも外国だと。
自分は北海道なので、距離計があればほぼ間違いなく走っています。
ドイツ、いいですねー。走った後のビールが美味しそうです。

ドイツ・ブルベ&ビールツアー

sapporotaq 様
コメントありがとうございます。

北海道、いいところですね。自分はまだ3回しか行ったことがありませんが。北海道の自転車旅行は数年後の予定に入っています。

そうですね、未知の田舎道で分岐点が多く、ガルミンが必要だと感じました。購入予定です。

今度、北海道から有志を募り、
「ドイツ・ブルベ&ビールツアー」、計画しませんか?
応援しますよ!



トレイン

いよいよ『完』ですね。
お疲れさまでした。

膝痛くならなかったのは素晴らしいです。
私は左膝と、右の脚の付け根が痛みました。

トレイン走行もうらやましいです。
私は機関車単行でした。

300kmやりましょう!

左右のバランス

野田さん、お疲れ様です。
コメントありがとうございます。

=私は左膝と、右の脚の付け根が痛みました。

そうでしょうね。
野田さんの場合、左は大腿四頭筋が右に比べ少し弱く、右は股関節が少し開き気味なんですね。
左右のバランスがちょっと崩れた状態です。故に痛みが・・・。

原因が判れば問題ないですよー。
普段の生活から意識しましょう。

300km・・・やりたいですね。

レポどうもです!

ドイツブルベ面白そうですね!
ドイツのひと、特に自転車乗りは陽気なひとが多いで
すよね。ゴールがカフェとは最高です。

ドイツのビール

よしださん。
コメントありがとうございます。

スポーツ生理学的には、「運動直後にビール」は大間違い。
でも美味しい(笑)

本当なら、大量の水分摂取が必要なんですけど、皆がビールを
飲んでいる前で、お水を注文するほど僕はストイックではありません(笑)
楽しくいかないとねー。

おまけにこのビール、ブルベ主催者からの招待!(驚×10)
(完走メダルが不要な人は)参加料はたった5ユーロですよ。

ブルベ前には沢山の雑用仕事があったでしょうに・・・。
大変なボランティアですね。
日本のブルベの裏方さんも同じなんでしょうね。
本当に感謝です。

いつか北海道の皆さんと、ドイツビールで乾杯したいですね!

ビールブルベ?

ドイツブルベ+ビールですか!!最高ですね。
よしださんと一緒にいつか参加させてください(よしださんが先に行ってしまいそうですが)。
黒が好きです。大好きです。ドイツ出張ないかなー。

地ビール

僕も黒が好きなんですよー。

出張を作って是非ドイツへ!
でも最近の不景気じゃ大変ですよね(寂)

美味しい、地ビール屋さんを予約して待ってまーす!

大腿四頭筋、ビール

次回治療のとき、
>左は大腿四頭筋が右に比べ少し弱く、右は股関節が少し開き気味
より詳しい説明をお願いします。(ぺこっ)
大腿四頭筋というと前側、ペダルを押し下げる時の筋肉ですよね。
つまり膝を延ばす筋肉と読みました。
左は引き足より押し下げを強めに使うべきなのでしょうか?

ちなみに亡父から引き継いだ『身体運動の基礎』には4つの筋肉(外側広筋,大腿直筋,内側広筋、中間広筋)をまとめた『大腿四頭筋』の記述がなくて探しまわりました。

右膝が1面上を回転しません。左右にベコベコッとなります。

200kmで疲れてしばらく走れないかと思ったんですが、とんでもない、今日はまたダルムシュタットまで71km走ってきました。
脚と脚の間の皮膚が擦れてちょっと痛いです。(笑)

>sapporotaqさん
>よしださん
今晩は!
こちらにもいらっしゃいましたね。
私もいけないのは分かっているんですが、峠の頂上で1杯だけとか言ってビールってます。美味しいっす。

大腿四頭筋

野田さん、コメントありがとうございます。
説明の件、了解です。任して下さい。

しかし相変わらず、タフに走ってますねー(驚)

当方、300kmは走れそうも無くガッカリ。
(いきなり)、400km走れないか、日程を調整中です。
プロフィール

shiatsukenkodo

Author:shiatsukenkodo
--------------------------------------------
・石川 正使 丑年生まれ

・在独28年(治療師歴28年)

・独日の治療国家資格を持つ、世界で一番患者さんに恵まれている治療師

・指圧師
 独・医療マッサージ師
 独・理学療法士
 独・リンパドレナージュ
   治療師
 独・スポーツ理学療法士

・ドイツスキーナショナルチームの専属治療師として世界中を転戦

・ドイツチームでオリンピックに参加した唯一の日本人

・渡独前の夢はすべて実現させました

・お陰様で自分の腕一本で海外生活させていただいています。

・今が一番楽しいです

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・仕事で一番大事な指の怪我が心配で、高校1年生からのめり込んだラグビーを、40歳で引退

・ラグビーを辞めても、好きなスポーツの順番は変わらず、ラグビー、自転車、スキーの順

・健康維持とストレス発散の為、一年中、毎日往復20kmの自転車通勤で、体力抜群のドイツ人相手にバトルを繰り返す毎日を送っている、下りが苦手な元登録レーサー

・生涯のモットーは、

 「人生は強気で行く」
 
 「本物を目指す」

・ ライフワークは

 「治療の探求」

 「ドイツ語の上達」

----------------------

・どう見られるかより「どう在りたいか」を常に自分に問いたい

・21歳で天職と決めたこの仕事で「知命」を迎え、全ての夢を叶え、生計を立てられる幸せを沸々と感じる昨今

・「職人」「求道心」「前進」

・ブレない生き方

・「初心」「基本」「患者さんを思う心」の難しさ、大切さが最近やっと解りかけてきました

・25年以上もかかってやっと、「治療の基礎」が確立してきたかなぁー、と思う今日この頃

・それに比例して日々増していく「治療は難しい」という思い

・治療を追求すればするほど天井の低い「先細りの筒の中」を進んで行く感じがします

・治療でも人生でも最後の勝負を決するのは、「気」ではないかと考えています

・全ての夢を叶えさせてくれたドイツに感謝

・90歳まで現役治療師として、患者さんに喜んで頂き、社会に貢献する事を、毎朝深く祈念しています

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