工具と手袋

今週のドイツは良いお天気が続いています。

昨日まで3日連続走ったので今日はお休み。
前から気になっていた、MTB(マウンテンバイク)のディスクブレーキのパットを
替えることにします。

交換パーツは前から通販で買って用意していました。あとは工具が必要。
工具といってもペンチです。

工具箱に入っているペンチ(ラジオペンチ)がお話にならないくらい精度が悪い。
具体的に言うと、ガタツキがあり持ったときのバランスが悪く、ペンチの柄を握って閉じたときに
先端が「ピチッ」と正確に重ならない。ここが大事なとこなんですけど。(だからどうした?)

何故このペンチが工具箱にはいって入るのかがそもそも疑問。(自分では買っていません)
あるもんだから、(普段そんなに使うものでもないし)、捨てられずにいました(庶民的?)
良いチャンスなので、今回思い切って買うことにした訳です。

自宅からすぐ近くにホームセンターの、「ホンバッハ」があります。(A661沿い)
隣は皆さんお馴染み「イケア」です。

---------------------------------------------------------------------------

久しぶりに行ったら、電動工具のコーナーに「HITACHI]の製品がズラーッと並んでました。
おー、いいぞー!、日本製品が並んでいるだけで嬉しくなります。

プラスチック部分の色が明るいグリーンなので、ボッシュ(濃いグリーン)やMakita(日本製。
薄いグリーン。現在はブラックもあるみたい)、とかぶるなぁ、なんて思いながらじっくり観察。
結構、勝負している感じです。

ちなみに僕はなにげに、こういうプロが使う道具が好きなのでした。

電動工具に限らず、かんなやのこぎり、鍋や包丁、ペンキ屋さんの刷毛から、庭師さん、
美容師さんのはさみまで。

ただの物好きですかね?(笑)

---------------------------------------------------------------------------

昔、こういう電動工具を使って仕事をする患者さんがいたので質問したことがあります。

沢山のメーカーがあるけど、どれが良いの?マイスターは何使ってんの?
(ドイツ製だから)ボッシュ使ってるの?

=ボッシュなあんて話にならねぇー。おもちゃだ。
  (ドイツ語だけど、江戸っ子みたいに話す人でした。ホントに。)

ホント?じゃあ、AEGは?

=あれも、おもちゃだ。

(ひぇー、言うねー、このおっさん) じゃあ ヒルティは?

=おお、兄ちゃん、ヒルティ知ってんのかい? 
  通だねぇー。俺も使ってるけど、一番はヒルティだ。
  やっぱぁ、スイス製は違うよ。

(スイス製じゃなくて、リヒテンシュタイン製だよ、と言おうと思ったのを止めて)
 じゃあさ、マキタはどう?

==ううーん。アメリカ製だが、悪くねぇーぞ。良いマシンだ。

(勘違いしているんだけど)、日本製品を褒められて嬉しくない日本人はいないと思います。
かえって、それが嬉しいかも。

昔、病院に勤めていた頃、同僚の一人が、
「アメリカ製のカメラは最高!」と、ニコンのカメラを誉めていた事を思い出します。

---------------------------------------------------------------------------

スキーの仕事をしていた頃、マキタ・オーストリー現地法人の社長さんと電話で
お話した事があります。

遥か年下の僕に対しての誠実な対応と、お人柄なのでしょうか、控えめながらも、自社製品
に対する愛情と自信を、電話を通して感じたことを思い出しました。もう18年前の事です。

アメリカ製と信じていたとはいえ、ドイツ人がマキタ製品を評価したとき、
オーストリーのヒンタートックスに、チームで宿泊していた僕の部屋までわざわざ電話を
くださった、あの方を思い出しました。

http://www.makita.co.jp/

----------------------------------------------------------------------------

ちなみに、ヒルティの電動工具。
色はちょっとくすんだ赤です。
ケースも同じ色。

僕の出勤時間は、住宅工事やレノビールングしている家に作業員が向かう時間でもあります。
車じゃなくて自転車通勤なので、よく目が行くのですが、かなりの割合で赤い工具箱を持って
ますね。
そんなのチェックしている人間いませんかぁ?僕だけ?(笑)

マイスターの言ってる事は正しかった訳です。

ちなみに、元リヒテンシュタインのナショナルチームのヘッドコーチ。
(今は、本業である自営会社の社長さんに戻りました)
奥さんも優秀な方で、ヒルティの社長秘書をしています。

二人とも元気ですかぁ?。ご無沙汰してまーす。
(ちなみにお二人ともコルナゴ乗りですよー。)

---------------------------------------------------------------------------

えーと、ペンチの話でしたっけ?

結局買ったのはこのペンチ。
15,5ユーロしました。高いですか?
(普通のペンチは3ユーロから売っていますからね。)

でもね、最終的にはこういう良い道具が安く付くんです。素人の僕にとっても。
(一回使っただけなのにこんなに汚れてしまいました。下手ですね使い方が、僕)

s-DSC01501.jpg

s-DSC01502.jpg

ちなみにドライバーも数本このシリーズで揃えています。
ただの自己満足でしょうか?

一本のペンチの話でこんなに引っ張ってしまいました・・・。
手袋の話は次回にします。

スポンサーサイト

theme : ドイツ生活
genre : 海外情報

comment

管理者にだけメッセージを送る

メカニック

石川さんって、メカ好きですねぇー。
もしかして、自転車とかいじくりだしたら、時間忘れてやるタイプですか?

ま、僕もその口ですけどね。
自転車やパーツはもちろん、工具でも欲しいのか一杯有るんですよね。
ま、買えないのは、お金の都合が一番ですが、“一度使ったら次に使うのは何時になるか?”って工具も多いですからね。
BB工具とか、フォークカット用のソーガイドとか、とか・・・でも欲しい。

ちなみに、フォークにスターナットを打ち込む工具を持っています。が、3年前に一度使ったきりです・・・・・。

160万円の工具セット?

Nさん、コメントありがとうございます。

そうですねー、(要領の悪さもあって)やり始めて気が付いたら、辺りが暗くなってた・・・、
又は晩御飯の時間になっていて子供が呼びに来た・・・、というパターンが多いですね。(笑)

工具も(使わないのに)、持っているだけで喜びを感じるタイプなんですよ。
(工具オタク?)
つまり、参考書を買い揃えて(勉強したーって)安心するタイプです。

昔(今もあるかどうか判りませんが)、「カンパニョロの純正工具セット」という中型のスーツケース
並みの大きさのセットがありました。
30年前で確か45万円したはずです。

僕があの頃所属していた、東京、立川の「ナルシマフレンド」のメカニックをしていたHさんが、カウンターの裏から出してきたのを見た覚えがあります。これがそうかーって。

当時創刊されたばかりの雑誌「ブルータス」にも紹介されたことがあるはず。
「こんな工具が欲しい・・・」みたいなタイトルで。
「アホ!、こんな雑誌を読んでいる自転車素人の誰が買うかい!」って思った記憶があります。(笑)

ショップレベルでの装備品でしょう。個人で持っている人間はまずいなかったでしょうねぇ・・・。

当時の自転車界での45万円という値段は、デローサにカンパのスーパーレコードで組んだ
自転車の値段でした。
つまり一番高いロードレーサーが45万円です。

最高級自転車一台と同じ工具セットって一体・・・?

今で言えば、デローサのキング3と同じ値段ってこと??
つまり、こっちで8000ユーロ、日本で160万円?

でも、タイムカプセルがあるなら買いに帰りたい気持ちも・・・?
やっぱり・・・オタクでしょうか?

それを“おたく”と言います。

自転車用も、結構専用工具が多いですからね。
カンパでもシマノでも、最近はパーツメーカーですら、独自の構造を持った奴とかが有りますから、工具も特殊で値段もしますねぇー。

昔バイクでレースしてる頃、僕のチームメートでメカに凝ってる奴がいました。
ま、そいつは仕事も整備士なんで特別ですが、乗ってるバイク(120万円位)より、使ってる工具の方が高価でした!!
スナップオンってメーカーです。
多分、石川さんはご存知だと思いますが、バイクや車のレースの世界では、工具といえば、“スナップオン”です。

その当時は、ガレージでバイクの整備をしてたら、朝になったとか、そんな事ばっかりしてました。

>タイムカプセルがあるなら買いに帰りたい
でも、さすがにこれをする前に“KING 3”を買うでしょ?
工具が有っても、自転車が無かったら意味無いですよ。

>ナルシマフレンド
懐かしい名前です。
中学生の頃よく読んでた“サイスポ”に毎回、何か話題で記事が載ってましたね。

アメリカ製工具

Nさん、コメントありがとうございます。

カンパとシマノの技術進化の争いが、工具の専門・特殊化を生んでいる訳ですよね。

あの(30年前の)45万の木箱に入った美しい工具セットでは、たぶん現行のカンパパーツを全部
組めないのではないかと僕は思います。
今欲しいと思うのも、ノスタルジーですね、ただの。

==バイクや車のレースの世界では、工具といえば、“スナップオン”です。

そうらしいですね。知っています。アメリカ製の工具ですよね。
日本製の「KTC」とか「コーケン」なんかは、やはりスナップオンより劣るんでしょうか?

バイク本体より工具が高いって、つまりスナップオンで全部揃えると、それくらいいくわけですね。

まあでも、仕事が整備士さんなら、自分への投資ですから・・・。
仮に僕がプロの整備士なっていたら買っちゃうと思います。
プロフィール

shiatsukenkodo

Author:shiatsukenkodo
--------------------------------------------
・石川 正使 丑年生まれ

・在独29年(治療師歴29年)

・独日の治療国家資格を持つ、世界で一番患者さんに恵まれている治療師

・指圧師
 独・医療マッサージ師
 独・理学療法士
 独・リンパドレナージュ
   治療師
 独・スポーツ理学療法士

・ドイツスキーナショナルチームの専属治療師として世界中を転戦

・ドイツチームでオリンピックに参加した唯一の日本人

・渡独前の夢はすべて実現させました

・お陰様で自分の腕一本で海外生活させていただいています

・この仕事が大好き

・今が一番楽しいです

----------------------

・仕事で一番大事な指の怪我が心配で、高校1年生からのめり込んだラグビーを、40歳で引退

・ラグビーを辞めても、好きなスポーツの順番は変わらず、ラグビー、自転車、スキーの順

・健康維持とストレス発散の為、一年中、毎日往復20kmの自転車通勤で、体力抜群のドイツ人相手にバトルを繰り返す毎日を送っている、下りが苦手な元登録レーサー

・生涯のモットーは、

 「人生は強気で行く」
 
 「本物を目指す」

・ ライフワークは

 「治療の探求」

 「ドイツ語の上達」

----------------------

・どう見られるかより「どう在りたいか」を常に自分に問いたい

・生きていく為の仕事ではなく、仕事の為に生きていく人生

・21歳で天職と決めたこの仕事で「知命」を迎え、全ての夢を叶え、生計を立てられる幸せを沸々と感じる昨今

・「職人」「求道心」「前進」

・ブレない生き方

・「初心」「基本」「患者さんを思う心」の難しさ、大切さが最近やっと判りかけてきました

・25年以上もかかってやっと、「治療の基礎」が確立してきたかなぁー、と思う今日この頃

・それに比例して日々増していく「治療は難しい」という思い

・治療を追求すればするほど天井の低い「先細りの筒の中」を進んで行く感じがします

・治療でも人生でも最後の勝負を決するのは、「気」ではないかと考えています

・全ての夢を叶えさせてくれたドイツに感謝

・90歳まで現役治療師として、患者さんに喜んで頂き、社会に貢献する事を、毎朝深く祈念しています

最新記事
最新コメント
カテゴリ
FC2カウンター
月別アーカイブ
最新トラックバック
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示